TOP > お知らせ > 結婚式でWPALを使って頂きました
WPAL実証試験にご協力頂いている脊髄損傷の患者様より、「結婚式でWPALを使いたい」「立って指輪の交換がしたい」とのご要望を頂き、準備を重ね、式に臨みました。
WPAL(ウーパル):脊髄損傷の方が立ち上がり、歩くことが出来る歩行補助ロボット。
詳しくはこちらをご覧下さい。
https://www.aska.co.jp/contribution/wpal.html
9月22日、式の当日は朝から雨模様の天気でしたが、挙式前には晴れ上がり、良い日和となりました。
慌ただしい中、式場でのリハーサル(新婦も新郎がWPALを装着し立った姿を見て驚いていました)もしっかりと済ませて、いよいよ本番となりました。人前結婚式ということで150人以上の多くの方が式場チャペルに入りました。
まず、新郎がWPALを装着して立って一礼し、歩いて入場しました。親戚、友人の方々は、受傷後、新郎が立って歩いている姿を初めて見て、非常に驚くと共に感動し、中には泣いている方も見かけました。スロープもそのまま上り、壇上で立って新婦を待ちました。
バージンロードをお父様にエスコートされた新婦が入場し、壇上で2人の誓いの言葉、指輪の交換、キスと滞りなく進行しました。退場の場面では、まず、スロープを新郎が下り、新婦に腕を貸して、盛んな祝福の言葉と大きな拍手の中を退場しました。
そのまま、披露宴会場を抜けてガーデンでの集合写真に臨みました。ここまでWPALを装着し、1時間半ほどの立位、歩行をこなすことができました。スタッフは準備以外に手を出すこともなく、無事に終えることができました。
新郎ご本人の喜びと、参列された方々の感動、WPALの完成度の高さの確認ができたことは大きな収穫でした。結婚されたお二人のご多幸を祈念致します。